Yoko Inoue is a journalist, bestselling author, and communications advisor based in Copenhagen, Denmark.
プロフィール
井上陽子(いのうえ・ようこ)
ジャーナリスト、コミュニケーション・アドバイザー。筑波大学国際関係学類卒業後、読売新聞社に記者として入社。社会部で国土交通省、環境省などを担当したのち、ワシントン支局で特派員を務める。読売新聞在職中に、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了。2015年、妊娠を機に夫の母国であるデンマークに移住。ビジネス・インサイダーなどメディアへの執筆のほか、デンマークの経済社会や働き方に関する講演、日本とのビジネスに取り組むデンマーク企業のサポートなども行っている。
2015年よりデンマーク・コペンハーゲン在住。
デンマーク人の夫と子ども2人の4人暮らし
書籍
『第3の時間 デンマークで学んだ、短く働き、人生を豊かに変える時間術』(ダイヤモンド社、2025年)
デンマークはなぜ、午後4時台がラッシュアワーという短時間労働の国でありながら、世界トップクラスの競争力と幸福度を保てるのか。20年近く長時間労働をしてきた新聞記者だった著者が、移住先のデンマークで「時間の持つ意味」に気づくまでを、豊富な現地取材と、自らの経験から描く。出版直後から増刷を重ねている。
メディア掲載
Japan
『第3の時間』は、日経新聞、朝日新聞、読売新聞、全国各地の地方紙のほか、TBS CROSS DIGやNewsPicks などの動画インタビュー、J-WAVEやラジオNIKKEIのラジオ番組、週刊新潮やWorks(リクルートワークス研究所の機関誌)などの雑誌、クーリエ・ジャポンやFRaU、日経ウーマンなど多数のオンラインメディアでも紹介されています。メディア掲載記事一覧は、こちらの記事をご覧ください。
以下は、著書『第3の時間』出版後のインタビュー動画です。
TBSアナウンサー篠原梨菜さんがMCを務める番組「Human Insight」
川口あいさんらがMCを務める番組「Beyond WOMANSHIP」
動画編集長・中丸徹さんMCの番組「インサイダ」
THINKpod
Denmark
「最初、彼女はデンマーク人にいらだっていた。だが、その後、デンマークを理解し始めた」
デンマークで最も歴史のある日刊紙『Berlingske』の文化面で、大型インタビューとして取り上げられました。記事では、日本とデンマークが互いに惹かれ合う背景に触れるとともに、『第3の時間』刊行後の反響も紹介。「泣きながら読んだ」という読者の声が数多く寄せられたことにも触れられています。デンマークと日本、二つの社会を内側から読み解く書き手として紹介されたインタビューです。
連載・寄稿
これまでの主な連載・寄稿記事です。詳細は各リンクをご覧ください。
Business Insider Japan 連載:北欧はなぜ「幸福の国」になれたのか
デンマークが世界競争力ランキングで1位になった2022年に始めた連載です。「短時間労働で、競争力も幸福度も高い社会」は、どのように実現されているのか。その理由を探るため、さまざまな分野の専門家や、短時間労働で働くデンマーク人や日本人らを取材したものです。リンクは第1回の記事で、第2回以降は有料記事です。
リクルートワークス研究所「Works」連載:Global View from Nordic
リクルートワークス研究所が隔月で発行する機関誌の連載で、2023年から続けています。人間らしい働き方や暮らしを実践しながら、国際競争力ランキングで1位になったデンマーク。なぜその2つが両立するのかを報告しています。この連載は、全文をオンラインで読めます
デンマークのコロナ対策や、北欧各国の男性育休、民主主義と選挙文化などをテーマに寄稿しました(2021-2022年)。現地取材や私自身の生活経験をもとに、北欧社会から見える日本の課題と可能性を伝えました。BuzzFeed Japanへの寄稿は、すべて全文をオンラインで読めます。
新聞記者として日本やアメリカで多忙な日々を送っていた私が、一転、デンマークに移り、子育てをすることに。そこに至るまでのいきさつをつづる、日経ウーマンの連載 (2019-2020年)です。
大統領選を控えた米国に新聞記者として赴任し、これからが記者人生の集大成、と思っていた39歳のとき、妊娠がわかりました。出産・育児の場所として私が選んだのは、夫の母国であり「幸せの国」と呼ばれるデンマーク。その「幸せの国」で、うまく幸せを感じられなかった私に、少しずつ変化が訪れます。デンマークでの暮らしの始まりをつづった、クーリエ・ジャポンの連載(2018-2019年)です。こちらは有料会員向けの連載です。
なお、以上の連載は、有料のものも含め、アーカイブとして残しているnoteにそれぞれマガジンとして収録しています。メンバーシップにご登録いただくと、すべて読むことができます。 リンクはこちらです。
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講演
デンマークに視察に来られた企業の方には対面で、日本に向けてはオンラインで、講演や対談をお引き受けしています。また、本の出版後には、東京に滞在して多数の講演を行いました。
登壇させていただく場は、10人程度のグループから数百人規模まで、テーマも、短時間労働で豊かな社会を築くデンマークの働き方から、北欧のダイバーシティ、子育てや時間の使い方まで多岐にわたります。大企業での基調講演や大学でのセミナー、子育てについて語り合うコミュニティなど、場もさまざまです。
中小企業経営者ら約100名の視察団に向けて、「短時間労働で豊かな国・デンマーク」をテーマにお話しした際には、一週間の視察プログラム全体の中で、参加者から最も満足度の高い講演だったとの評価をいただきました。また、国際女性デーに合わせた企業の基調講演では、長時間労働で取りこぼされるのは女性だけではない、といったことを、北欧のダイバーシティの考え方をもとにお話しし、「ステレオタイプでなく、なおかつ示唆に富む」といった高い評価をいただきました。
講演テーマ
▶︎「短時間労働なのに豊かな社会」について
天然資源に乏しいデンマークは、世界トップクラスの競争力と、日本の二倍以上の一人あたりGDPを、短い労働時間で実現しています。それは国民がとりわけ優秀だからではなく、"普通の人"でも回る仕組みと文化があるからです。「しっかり稼ぐ仕組み」と「それが短時間労働で成り立つ理由」を取材をもとにお伝えしながら、ただ労働時間を短くするだけでは何が足りないのか、という問いまで踏み込みます。
▶︎幸福度の高い社会づくりについて
幸福には「時間の豊かさ」が深く関わると、心理学者たちは指摘してきました。仕事以外の時間が乏しく、質も悪いと、子育てから日々の楽しみ、さらには民主主義の健全さまで、多くのものが損なわれていきます。家庭でも職場でもない「第3の場所」、そして仕事のあとに残る「第3の時間」が、社会のレジリエンスやコミュニティの健全さにどうつながるのかをお話しします。
▶︎ダイバーシティについて
デンマークの経済的な強さと、短時間労働が成り立つ理由を語るうえで、鍵の一つが「男女が同じように働き、同じように稼ぐ」ことです。男女ともに働き、ともに家事も子育ても担う社会の背景には、理念としての平等を超えた、歴史的・経済的な理由があります。夫と二人の子を育ててきた日常も交えながら、北欧のダイバーシティが暮らしにどう根づいているかをお伝えします。
▶︎働き方とアイデンティティについて
20代、30代と新聞記者として打ち込んできた私にとって、ハードワークに価値を置く生き方をデンマークで問い直す経験は、容易なものではありませんでした。働き方を変えることは、アイデンティティに関わる問題でもあります。読者からは「心が軽くなった」「勇気をもらえた」という声を多くいただいており、働き方を見つめ直したいと感じている人の多さに、時代の変化を感じます。
Organizations I’ve worked with